毒草彼女　－ポトスで始まる恋ー
２９・ヤエヤマアオキ
予定の無かった日は、適当に車をいじって過ごした。

もらったマンゴーも、ネットで食べ方を調べながら食べた。
出されたものを食べた事はあっても、自分で切った事は無かったから。
完熟だったマンゴーは、今まで食べた中で一番美味しかった。


洗車や買い物で、簡単に一日は終わる。
ワックスをかけたあとの、あの達成感がたまらない。
ホイルまでピカピカになると、思わずニヤけてしまう。

これで雨とか降ったら本気で泣きたくなるが、天気予報ではしばらく晴れらしいので安心だ。
・・・その分、暑さが厳しいが。

夜になって瑞希にメールをして、明日の予定とかを決めて就寝。
若干体内時計がずれてる感があるので、寝坊に気をつけなければ。


翌朝。
天気予報通りの快晴。
太陽の光を反射して光りながら、俺の顔を映す愛車に乗り込み、出発。

瑞希の見たい植物って、何だろう。
そんなことを考えながら迎えに行くのが嬉しかった。
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