毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
未だ臭う実のそばで、俺達は笑い合った。
「ヤエヤマアオキの実を、ノニって呼ぶんですよ。」
「そうなのか。さっき見つけてた木だよな。」
にこっと音が聞こえてきそうなぐらい、瑞希は笑みを深める。
あー・・・ほんと、可愛い。
・・・んだが、その口からはいつも、可愛くない毒性ばかりが紡がれている。
今回は珍しくそうはならなそうだ。
ガッカリしたような、安心したような・・・複雑な心境だ。
でも。
やっぱり彼女は裏切らなかった。
「ノニジュース、ご家族が飲まれているんでしたら、ご注意くださいね。」
「・・・え?」
ブームがあったジュースなのに、注意が必要なのか?!
「外国で、ノニジュースを一日に2リットル、三ヶ月飲んで、自然治癒性でしたが肝機能障害を起こした事例がありますから。」
一日・・・あの微妙な味のジュースを2リットル?!?!
そっちの方が驚きだろ!!!
「ヤエヤマアオキの実を、ノニって呼ぶんですよ。」
「そうなのか。さっき見つけてた木だよな。」
にこっと音が聞こえてきそうなぐらい、瑞希は笑みを深める。
あー・・・ほんと、可愛い。
・・・んだが、その口からはいつも、可愛くない毒性ばかりが紡がれている。
今回は珍しくそうはならなそうだ。
ガッカリしたような、安心したような・・・複雑な心境だ。
でも。
やっぱり彼女は裏切らなかった。
「ノニジュース、ご家族が飲まれているんでしたら、ご注意くださいね。」
「・・・え?」
ブームがあったジュースなのに、注意が必要なのか?!
「外国で、ノニジュースを一日に2リットル、三ヶ月飲んで、自然治癒性でしたが肝機能障害を起こした事例がありますから。」
一日・・・あの微妙な味のジュースを2リットル?!?!
そっちの方が驚きだろ!!!