毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
昼休憩に向かう社員達の足取りは、全体的に見ても重い。
2人で歩いてても、頭は仕事でいっぱいだ。
少しでも気分を変えようと、隣を歩く北村の顔を見てみても、俺よりも重い表情のせいで、全く気分転換にならない。
「・・・この忙しさがひと段落したらさ・・・。」
「おう。」
「バーベキューとか、河原でしたいよな・・・。」
むこうも気分を変えようと必死なのか、突然バーベキューの話を始めた。
「いいな、それ。暑いとこでビール。」
「ビアガーデンってのも捨てがたいな。」
「もうすぐシーズンオフだし。」
「計画すっかー・・・。」
この会話がはたして、どれほど覚えていられるかは分からない。
それでも、どうでもいい話がしたくてしょうがないのだから、仕方が無いか。
いつの間にか購買にたどり着いた。
忙しさのせいで食堂まで行けない社員達で、いつもよりも人であふれ返っている。
見ただけで疲れが増すが、ここで買わないと、食堂まで行ってる余裕は無い。
パンとドリンク剤だけ持って並ぶと、レジの所で忙しそうに、でも笑顔を絶やしてない瑞希が見えて、少しだけ元気が出た。
我ながら単純だ。
2人で歩いてても、頭は仕事でいっぱいだ。
少しでも気分を変えようと、隣を歩く北村の顔を見てみても、俺よりも重い表情のせいで、全く気分転換にならない。
「・・・この忙しさがひと段落したらさ・・・。」
「おう。」
「バーベキューとか、河原でしたいよな・・・。」
むこうも気分を変えようと必死なのか、突然バーベキューの話を始めた。
「いいな、それ。暑いとこでビール。」
「ビアガーデンってのも捨てがたいな。」
「もうすぐシーズンオフだし。」
「計画すっかー・・・。」
この会話がはたして、どれほど覚えていられるかは分からない。
それでも、どうでもいい話がしたくてしょうがないのだから、仕方が無いか。
いつの間にか購買にたどり着いた。
忙しさのせいで食堂まで行けない社員達で、いつもよりも人であふれ返っている。
見ただけで疲れが増すが、ここで買わないと、食堂まで行ってる余裕は無い。
パンとドリンク剤だけ持って並ぶと、レジの所で忙しそうに、でも笑顔を絶やしてない瑞希が見えて、少しだけ元気が出た。
我ながら単純だ。