毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
大塚さんは目を丸くして、それから耳まで真っ赤になった。
それにつられて、俺まで顔が熱くなる。

「えっと・・・」
初々しい反応だ。
なんか、中学生のころの初恋を思い出す。


「・・・はい、私で、よろしければ。」
「やった!」


小さいけど、頷いてくれた事が心底嬉しくて、思わずガッツポーズしてしまった。
俺は調子に乗って早速メルアドを交換してもらい、一緒に駐車場まで歩く。
大塚さんが車通勤じゃなかったら、送って行きたいところだけど、残念だ。

手を振って、別れる。
だけど俺の心は、踊っていた。


デートプラン、立てなきゃな!!



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