毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
やっぱ会社とは、雰囲気違うな。
7分丈ジーンズに、少し体のラインが出るようなTシャツ。手には薄いグリーンのパーカーを持ってる。

それに、眼鏡をかけてない。

「おはようございます!お待たせしてすみません。」
「おはようございます。時間、ぴったりですよ。」

俺が早く来ただけなのに、車を見つけて走ってきてくれたようだ。
「良かった・・・今日は、よろしくお願いします。」
「こちらこそ。あ、どうぞ。」
頭を下げた彼女を、助手席のドアを開けて誘い、俺自身も運転席に乗った。

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