毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
5・スズラン
ドライブは順調だった。
高速道路には乗らずに、俺達は下道を走っている。

大きな渋滞も無く、天気もだんだん良くなってきた。
はじめのうちこそ、彼女の緊張が伝わってくるぐらいだったが、少しずつ解けてきて、話も弾んできてる。

良い雰囲気ってやつかもしれない。

俺のマニアックな車の話題にも、嫌な顔せず楽しそうに聞いてくれた。
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