毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
大塚さんはレジで会計を済ませると、お待たせしましたと、俺の所へ戻ってきた。

2人で車へと歩く。

お互いの距離は、手を伸ばせば触れられるほどなのに、俺はその手を握る事すら出来ない。
拒絶されるのが、怖いから。
まだお互いの事、よく知らない。

そう思えば寂しくなった。
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