毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
グライダーの滑走路が近いから、離陸する所も見えたりする。

「ここ、上昇気流があるから、グライダーには最適らしいですよ。」
「そうなんですか!お詳しいですね。」

感心したように言うが、大塚さんの植物の知識には負けるって・・・。

半袖では少し肌寒かったのか、彼女は持ってきたパーカーを羽織って、辺りを楽しそうに見回す。
上着の事を言っておいてよかった。

しばらく辺りを散歩した後、俺達は霧の駅の中にある食堂へ入った。
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