毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
返してもらった携帯の画面の隅の方に映った、フキの煮物が不気味に思えた。
「植物毒では結構多いんですよ、マメとか、キク、ランなどにも見られたりします。」
俺は黙ってしまう。
今まで普通に食べていたものが、アク抜きしないとそんなに怖い事になるなんて。
それが顔に出ていたのかもしれない。
大塚さんは少し悲しそうに笑って、話を続けた。
「でも、怖がらないでくださいね。」
「え・・・?」
いや、怖いだろ、普通に。
だって、フキ食べてがんなんて。
「昔から食べられてきたんです。きちんとした処理をすれば、美味しくいただけますから。」
「植物毒では結構多いんですよ、マメとか、キク、ランなどにも見られたりします。」
俺は黙ってしまう。
今まで普通に食べていたものが、アク抜きしないとそんなに怖い事になるなんて。
それが顔に出ていたのかもしれない。
大塚さんは少し悲しそうに笑って、話を続けた。
「でも、怖がらないでくださいね。」
「え・・・?」
いや、怖いだろ、普通に。
だって、フキ食べてがんなんて。
「昔から食べられてきたんです。きちんとした処理をすれば、美味しくいただけますから。」