毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
地元まで戻ってきて、俺は良く行く洒落たカフェ兼バー・DAEG(ダエグ)へと大塚さんを連れてきた。

薄暗い店内。

流れるジャズ。

カウンターの中には、ズラリと並んだアルコール類。

どっちかっていうとワイワイ騒げる居酒屋が好きな俺が、何でこんな店を知ってるかって言ったら、答えは一つ。

「よ、聡介。」
「まっつん、久し振り。」

マスターが、大学時代の友人だからだ。


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