愛シテアゲル


「あ、翔! なにするの! せっかく着たのに!」
「だめだ。こんなに色っぽい身体に見せてしまう服はだめだ」

 えー、なにいってんの? 自分が絶対似合うよって買ってきてくれた服じゃない! 確かにセクシーだけど、自分が大人っぽく見えてすごく素敵って気に入ったのに! と叫ぼうとする前に、彼がそのワンピースの合わせを開くとするすると肩から滑らせて脱がそうとしている。

 柔らかい生地だから、あっという間に肩が丸出しになって、カシュクールの合わせが解けて両開き、白いレエスのキャミソールとエレガントな白いショーツだけの姿になってしまう。

「黒い女の中身は、清純な小鳥ってところかな」

 白いキャミソールの下から大きな手が潜り込んできた。

「わ、翔ったら。だめ! いまからでかけるんだよ」

 手早い彼に負けないよう、小鳥も彼を押しのけて阻止しようとした。
 でも次には彼が、白いキャミソールの胸元にキスをしている。


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