同い年の恋人 2
素直になれない
懐かしい着メロが 鳴り始めた
幹生専用の曲 それも半年前に流行った曲
「はい・・・」
「沙弥・・・いつの間にか帰ってるから・・・」
「用事があったんだ」
「あまり話せなかったな」
「うん そうだね」
「明日さ~連れてって欲しいところがあるんだ」
「どこ?」
「メアリーとさ・・・」
メアリーと聞いたあたしはまた頭に血が上った。
幹生の話を最後まで聞かず
「あたしはお抱え運転手じゃありません!!!
行きたいなら自分が電車でもバスでもタクシーでも乗って行けば?」
超 嫌味なあたし