同い年の恋人 2



数日後


「倉木さん 職員室まで来て下さい」


放送がかかった。


「わっ!!!ついに来た!!!
あたし言ってくるね」


「がんばれー」


みんなに送られ教室を出る。


トントン


「失礼します」


担任の先生の前へと歩いた。


「倉木 これを自分の目で確認しなさい」


ゲッ…


渡された封筒にハサミを入れようとするが、手が震える。


モタモタするあたしに先生が


「もー…貸して!」


と 取り上げた。


「だったら始めから先生が開けてよね」


あたしが 嫌みを言ってる瞬間に一枚の紙を封筒から出した。


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