スキ、大好き。




『ねぇ、優介』



私は不安で押しつぶさせそうだった。



優介の膝に乗って…

久しぶりに思う存分甘えた。




そんな私を、いつも通り変わりなく抱きしめてくれる優介。





『優介ちゅしよう』

「ん〜」




気づかないよね。

気づくわけがないよね。



期待している私が馬鹿。

お腹が大きいわけでもないし、検査薬が転がってるわけでもない。





私は決心をして優介に伝えた。





『優介、妊娠した。』

「え?」

『多分、優介も知ってると思うけど…生理が来てないんだ。ママが気付いて検査薬したら陽性だった。』




優介は口を開けて呆然としていた。





< 161 / 558 >

この作品をシェア

pagetop