スキ、大好き。
『ねぇ、優介』
私は不安で押しつぶさせそうだった。
優介の膝に乗って…
久しぶりに思う存分甘えた。
そんな私を、いつも通り変わりなく抱きしめてくれる優介。
『優介ちゅしよう』
「ん〜」
気づかないよね。
気づくわけがないよね。
期待している私が馬鹿。
お腹が大きいわけでもないし、検査薬が転がってるわけでもない。
私は決心をして優介に伝えた。
『優介、妊娠した。』
「え?」
『多分、優介も知ってると思うけど…生理が来てないんだ。ママが気付いて検査薬したら陽性だった。』
優介は口を開けて呆然としていた。