スキ、大好き。
でも、赤ちゃんが出来てもおかしくはなかった。
会えば、当たり前のようにしていた。
それが私たちの愛し方の1つだった。
完全に無責任な事をしていた。
妊娠が分かって、
初めてエッチがこんな怖い物だとわかる。
ママやパパに怒られても仕方ない。
『例え、産んでも産まなくても優介と別れたくない。』
「うん。」
放心状態の優介。
これがあと5年後だったら答えは一瞬にして出ていたのに…
所詮うちらは15歳と16歳。
まだ義務教育中の私たちが親になるなんて考えられなかった。