スキ、大好き。
「そうだよな。ごめん。」
『初めに言っとくけど、何があっても優介とは別れる気はないから…優介が浮気してたら別だけど…』
と、
笑うと…
優介は「ありがとう」と、言って抱きしめてくれた。
「母親が俺の事、引き取りたいって電話があったって話。」
衝撃すぎて、言葉を失った。
「色々話してきた」
優介の声が震えてる気がした。
顔は見えないけど、
私は優介を抱きしめることしか出来なかった。
『どうするの?』
「わかんねぇ。いきなり言われて、すぐに決断できるほど…頭良くねぇから」
いつも以上に、甘えん坊になった優介。
どこかで、
お母さんのことを考えていたのか上の空だった。