スキ、大好き。





あっという間に4月になってしまった。

優介と、暮らした2週間は幸せすぎて別れる時は泣いてしまったくらい幸せな時間だった。






私の学校も始まり、

優介は無事お父さんのところに就職した。




土日休み。



平日は会える元気がないらしく…会えるのは土日だけになってしまった。





そこは私も我慢。



寂しい。

寂しすぎるけど、赤ちゃんとの生活の為に働いてくれてると思うと自然と何も言わなくなった。





言わないじゃなくて、言えない。






仕事を始めてから初めての休暇を取ってくれ…一緒に検診に行った帰りにデートに誘われた。





パパには今日も含め、これからも赤ちゃんの事で休む事を了承してもらってるらしい。




パパが社長さんだから、出来る事で頭が上がらない。

ありがたい、パパさん。






私も優介がいた方が心強いから、嬉しい。







電車に1時間以上揺られ、海岸に来た。




家族と来た事があるけど、優介と来るのは初めてかも…


なんせ、

私たち家デートしかしないから…





『なんでここ?』

「2人になりたかった。」

『家でいいじゃん』

「何でそんなこと言うの?」

『ごめんごめん』






風が少し強いけど、人がいなくて結構いい。



優介の言う通り、

2人きりになれるところで素敵だった。





< 204 / 558 >

この作品をシェア

pagetop