スキ、大好き。
「俺、働き始めて1ヶ月立つじゃん」
『うん』
「これ、あげる。」
と、
突然の渡されたプレゼント。
優介と繋いでいた手を離して、プレゼントを受け取った。
優介から物を頂くのは初めての事で…ちょっと違和感があるけど、素直に嬉しい。
『何?』
「開ければわかる」
優介の言った通り開けたらわかった。
何ていう人なの。
久しぶりに号泣している気がする…
「そんな喜んでくれる?」
『ありがとう』
「まだ莉子15だし、俺16だから届けは出せないけど…これで許して。」
箱に入っていたプレゼントは優介とペアの指輪だった。
想像してなかったから、嬉しすぎた。
さっそく私は、優介につけてもらった。
優介のもつけようと思ったけど…既についていた。
なぜ。
少しはロマンチックな時間にして欲しかった。
それにしても、左手の薬指が嬉しそうにしている。