スキ、大好き。
土曜日が近付くにつれて…緊張が高まっていった。
正直、何も手につかない。
優介はもっと落ち着かない様子だった。
迎えに来てくれたのは嬉しいけど、手も繋いでくれず…ソワソワ。
…明らかに緊張していた。
『大丈夫?』
「うん」
キスもしてくれないから自分からする凄い積極的な女になってる。
もっと、キスしてほしい。
もっともっと、抱きしめて欲しい。
優介に触れることが出来ないだけで、モヤモヤしてしまう私は病気だろうか。
しかも…
なんだか、泣きたくなる気分。
『優介、ぎゅっして』
「今日の莉子、甘えん坊で可愛いな」