スキ、大好き。





リビングに行くにつれて今まで感じたことがない緊張感に襲われた。




正直…私は何も関係ない。

優介に誘われて来ているだけの話。





だから、私は何も口出しする気はない。






リビングに入ると実母らしき女性がテーブルに座っていた。





「こんにちは」

「こんにちは」


と、

優介は言って深々と頭を下げた。






私も優介の隣で軽く頭を下げた。




この人が優介の産んだ母親でもあり、優介を苦しめてる人。






優介を産んでくれてありがとう。


それだけ伝えたい。





でも、わかってほしい。

優介がこの15年間どんな気持ちで生きて来たかを…






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