スキ、大好き。
何時間寝ただろう…
起きた頃には空も薄暗く、結構寝てたみたい。
優介は椅子に座って何やら真剣に本を読んでいた。
ずっといてくれたのかな?
ん?
でも、さっきと洋服が変わっているのは気のせい?
私が寝ている間に帰ったのかな?
優介も、
寝ないで付き合ってくれたもんね。
少しくらい、家に帰って休ませてあげたいけど…
『帰っていいよ』
なんて、
言えるほど…心は広くない。
私は気になって、
『一回家に帰ったの?』
と、
質問をすると…
「うん、風呂に入ってきた。あと見て!買っちゃった」
との、返答があった。
優介の手には赤ちゃんの名付け本。
一番大切な事を忘れてた。
赤ちゃんの名前を決めなくては…
…と、
思ってたけど、既に候補があるらしい。
心、莉愛、ひなた
色々あるらしいけど、
この3つで迷って…
本で詳しく調べているところだったらしい。
調べてる姿が完全にパパだった。