スキ、大好き。




何時間寝ただろう…

起きた頃には空も薄暗く、結構寝てたみたい。




優介は椅子に座って何やら真剣に本を読んでいた。



ずっといてくれたのかな?



ん?

でも、さっきと洋服が変わっているのは気のせい?



私が寝ている間に帰ったのかな?



優介も、

寝ないで付き合ってくれたもんね。


少しくらい、家に帰って休ませてあげたいけど…




『帰っていいよ』


なんて、

言えるほど…心は広くない。




私は気になって、


『一回家に帰ったの?』

と、

質問をすると…


「うん、風呂に入ってきた。あと見て!買っちゃった」



との、返答があった。





優介の手には赤ちゃんの名付け本。



一番大切な事を忘れてた。

赤ちゃんの名前を決めなくては…




…と、

思ってたけど、既に候補があるらしい。





心、莉愛、ひなた





色々あるらしいけど、



この3つで迷って…

本で詳しく調べているところだったらしい。




調べてる姿が完全にパパだった。



< 266 / 558 >

この作品をシェア

pagetop