スキ、大好き。
「莉子、自転車持ってたの?」
『うん』
私は笑って頷いた。
それにつられて笑う優介。
優介の笑顔、初めて見たかも…
カッコいいかも…
と、
変な事を考えてしまった。
凄いくだらない事だけど…一緒に笑える事が何より幸せだった。
自転車で20分程度。
優介の家は初。
立派な2階立ての家だった。
自分の部屋があって…家も大きいし、意外とお坊ちゃま?と思ってしまった。
「風呂入ってくるから待ってて」
『うん』
広い部屋の中にベットとテーブルしかない。
それと、
無造作に携帯の充電器が転がっていた。
あまり、帰ってきてないのかな?っていう雰囲気だった。