Memory~記憶の欠片~
〈朔side〉
紫織の退院を祝おうと思って光にぃたちと病院近くまで迎えに行く事にした。
「しーちゃん、やっと退院だね♪」
「そうですね♪」
「あいつの治りは早いもんな」
みんな紫織の退院を心待ちにしてたから今日はすごく嬉しい。
病院の近くまで行くとちょうど紫織が歩いてくるのが見えた。
俺たちが迎えに来たのに気が付いた紫織は小走りで寄ってくる。
その表情は笑みを浮かべてはいるが少し違和感を覚えた。
みんなから花束をもらっている紫織を見てふと思った。
もしかして、記憶を思い出せないことで不安がっているのではないのか。
紫織が時折見せる悲しそうで辛そうな表情は見ている俺も辛くなる。
軽く頭を撫でてやると今にも泣き出しそうな笑みを見せた。
それから口パクで“ありがとうございます”って言ってくれた。
紫織の退院を祝おうと思って光にぃたちと病院近くまで迎えに行く事にした。
「しーちゃん、やっと退院だね♪」
「そうですね♪」
「あいつの治りは早いもんな」
みんな紫織の退院を心待ちにしてたから今日はすごく嬉しい。
病院の近くまで行くとちょうど紫織が歩いてくるのが見えた。
俺たちが迎えに来たのに気が付いた紫織は小走りで寄ってくる。
その表情は笑みを浮かべてはいるが少し違和感を覚えた。
みんなから花束をもらっている紫織を見てふと思った。
もしかして、記憶を思い出せないことで不安がっているのではないのか。
紫織が時折見せる悲しそうで辛そうな表情は見ている俺も辛くなる。
軽く頭を撫でてやると今にも泣き出しそうな笑みを見せた。
それから口パクで“ありがとうございます”って言ってくれた。