厄介な好奇心

「どうしてあんな事をしたのか理解出来ないんだけど、やってて楽しかったりしたのかな？」

「楽しい？ふざけた事を言うんじゃねえ」

「じゃあ、やった理由って何だったんだろう？」

　こいつ、私がやった事を本当に知ってるんだろうか？　

　もし、知ってるとしたら、こんなに普通に電話なんてしてこれないんじゃないのか。ということは、単独ではなく、他にも居るってことか？　

　何だか、危険な匂いがする。

　こいつがまだ単独で接触して来ているうちに話をつけないと後々面倒になりそうだ。

「あんた、用件があるんだったら直接逢って話をしたほうが早いんじゃない？」
逢う・・・・？　

　逢うなんて想定してなかった。　

　その言葉に僕の頭は妄想で掻き回された。