厄介な好奇心
もしも、日本防衛軍に向かう時に使う車があれに限定されていると仮定するならば、GPSによってこの場所と関連している組織が奴らに筒抜けとなる。それを知った奴らは、次にはどんな行動に移るのだろうか、この疑問をおっちゃんにぶつけてみた。
「GPSの持ち主を救いに来るか、あるいは殺害しに来るか・・・・・どちらにせよ、奴らは防衛軍に接触して来ることになるだろうな。おい、小僧。この話は前にしなかったか?」
「あ、うん。そんな気がする」
「だったら聞くな。このオウム男が」
今度はオウム男かよ。ホントに人を馬鹿にするのが好きだよなあ、このおっちゃんは・・・・
「よし。じゃあ、お前はこれを着けて顔を隠せ」
おっちゃんのポケットから出てきたものは白いマスクが一つだけだった。
「それで出来る限り顔を隠して、チャペルの玄関辺りをウロウロとしろ。たまにはドアをガチャガチャさせても良いぞ」
そう言って、今度は反対側のポケットから白い手袋を出して僕に放り投げてきた。
「いいか、オウム男。間違いなくあそこには防犯カメラが設置されているはずだ。間違ってもカメラを見たり顔を上げたりするなよ。お前のオウム顔が録画されたりでもしたら大変だからな」
「GPSの持ち主を救いに来るか、あるいは殺害しに来るか・・・・・どちらにせよ、奴らは防衛軍に接触して来ることになるだろうな。おい、小僧。この話は前にしなかったか?」
「あ、うん。そんな気がする」
「だったら聞くな。このオウム男が」
今度はオウム男かよ。ホントに人を馬鹿にするのが好きだよなあ、このおっちゃんは・・・・
「よし。じゃあ、お前はこれを着けて顔を隠せ」
おっちゃんのポケットから出てきたものは白いマスクが一つだけだった。
「それで出来る限り顔を隠して、チャペルの玄関辺りをウロウロとしろ。たまにはドアをガチャガチャさせても良いぞ」
そう言って、今度は反対側のポケットから白い手袋を出して僕に放り投げてきた。
「いいか、オウム男。間違いなくあそこには防犯カメラが設置されているはずだ。間違ってもカメラを見たり顔を上げたりするなよ。お前のオウム顔が録画されたりでもしたら大変だからな」