厄介な好奇心
「おっちゃん、大変だ。起きろよ」
「朝から何だよ。騒々しい」
俺は、昨夜久しぶりに飲んだ酒のせいで脳ミソがまだ覚醒してないんだ。もう少し寝かせろよ。それを意思表示するべく毛布に頭を潜り込ませたが、それはオウム男の手によってあっさりと剥き出しにされてしまい、仕方なく薄目を開けると、オウム男はテレビの前に正座して小さな画面を見入ってた。
目が開いた以上は仕方がない。俺はオウム男の傍らに這いずって移動した。
小さな画面の中では、大勢の人間が蟻のようにうごめき回り、これがただ事では無いことを早口で報道しまくっていた。
「どうして首相官邸が・・・」
俺は仰天の眼で画面に食い入った。
「朝から何だよ。騒々しい」
俺は、昨夜久しぶりに飲んだ酒のせいで脳ミソがまだ覚醒してないんだ。もう少し寝かせろよ。それを意思表示するべく毛布に頭を潜り込ませたが、それはオウム男の手によってあっさりと剥き出しにされてしまい、仕方なく薄目を開けると、オウム男はテレビの前に正座して小さな画面を見入ってた。
目が開いた以上は仕方がない。俺はオウム男の傍らに這いずって移動した。
小さな画面の中では、大勢の人間が蟻のようにうごめき回り、これがただ事では無いことを早口で報道しまくっていた。
「どうして首相官邸が・・・」
俺は仰天の眼で画面に食い入った。