腹黒年下くんの甘い罠。
Play1→年下男子は専門外

リアルに興味なし



私、桜ノ宮 彩華。

高校2年生。


どこにでもいるごくごく普通の女子高生。

みんないわく、残念な美少女。

一体どの辺が残念なのだか。

美少女もよくわかんない。

ブサイクじゃないけどこれと言って可愛い訳でもない。


「彩華先輩♪またゲームですか?」


「.....うるさいから、侑李くん。原田さんの声が聞こえない。」


お昼休み、屋上で一人。

人気乙女ゲーム『新撰組とラブマシーン♡』略して新ラブを一人で黙々とやることが日課だった私。


もちろん推しメンは年上で大人な原田左之助さん♡

大人の色気がたまらん。


でも最近、この可愛い男の子に邪魔される。


彼の名前は三澤 侑李。

私の1個した。


透き通るような白い肌。

色素の薄いさらさらの髪。

ぱっちり二重で大きな猫目。


まさに、女の子より可愛い美少年。





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