腹黒年下くんの甘い罠。


Side彩華


ドンッ


響くのは雷の音。


ピカッ


部屋を一瞬だけ明るく照らすのは雷の光。


怖い。


自分をしっかり抱き締めてただ恐怖と戦う。


何十分ここにいた?

何時間ここにいた?


わからない。


誰か、誰か。


「.....っ。」


なぜ今、彼の顔が浮かぶのだろう?









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