腹黒年下くんの甘い罠。





女子の甘い手作りお菓子をいつも俺が処理していることは言うまでもない。


「何で淳太は僕に関わる訳?」


コンポタを美味しそうに飲みながら侑李が急にそんなことを言ってきた。


何でってねぇ....


「寂しそうだから。」


「は?意味わかんない。」


俺の言葉を聞いて眉を潜める侑李。


侑李があの日、喧嘩をしていた理由はただ単に楽しいからだったらしい。


まー納得いく。

あんな表情で喧嘩なんかしてたらな。


噂通り、マジ、ヤンキーじゃん。


今でもよく喧嘩をしてるから困ったもんだ。


「意味わかんなくて結構。てか、そろそろ喧嘩やめろ。」


「淳太ってよくお節介って言われない?」


「無視すんな。」


「そっちこそ。」


俺らの会話はいつもこんな感じだ。





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