腹黒年下くんの甘い罠。
手に入らなかったもの
Side侑李
人生はゲーム。楽しんだもん勝ち。
こうして割りきれるようになったのはいつからだろう。
僕の両親は共働きでいつも家にいない。
それが幼い僕にとって本当に寂しいものだった。
月に一回、机の上には金。
僕ってなんなの?
寂しさから回りに人を置きたくなった。
その為に愛されキャラを演じて回りにたくさんの人を集めた。
だけどみんな僕の上辺が好きなだけ。
つまらなかった。
みんな僕の顔色をうかがうし。