腹黒年下くんの甘い罠。
「どっちも嫌に決まってるでしょ!!?この変態!!」
私は侑李くんを力いっぱい睨んで叫ぶ。
「これはお仕置きだよ?先輩には断る権利なんてないんだから。」
グイッ
ケータイをつきつけられる。
私の目の前に私の寝顔が.....
「おっお仕置きって私何したの!!?」
「僕との約束忘れてたから。」
相変わらず小悪魔な笑顔を浮かべる侑李くん。
理不尽すぎる。
本当なんなのコイツ。
「で、どーするの?」
「.....ワンピースを着ます。」
私は渋々答える。
悔しい。
そんな私を見て侑李くんは満足そうに笑い、
「じゃ、外で待ってるね?」
と言って私の部屋を出ていった。