腹黒年下くんの甘い罠。
キュッキュッ
シュッ
試合展開が変わる。
残り十秒にして2点差で侑李くんが負けている。
私は誰に勝ってもらいたい?
私は.....
少し遠目からボールを投げる侑李くん。
3ポイントだ。
5、4、3、2....
入れ、入れ!!
「入れ!!」
1
シュッ
ピッピッピッー
試合終了の笛が鳴る。
入った。
侑李くんのシュートは入っていた。
「やっやったー!!」
嬉しくて叫ぶ私。
私、侑李くんに勝ってもらいたかったんだ。