瞳の向こうへ
第6話 まっすぐ
【潤子side】
夏の暑さに比例して野球部の盛り上がりも最高潮。
翔君の登板はまだないけど、全員野球で勝ち進んでいます。
今日が五回戦。
これに勝ったらベスト8突入。
夏休みに入るので全校応援も解禁になります。
ただ例外がいることもお忘れなく。
昼休み、暑さで生気がない会長さんがおみえになりました。
「今から試合だよ」
「知ってます。前の試合がコールドで早まるって現地報告です」
「あらら!暑さのピークじゃない」
「今五回表終わって15ー0らしいです。もう終わります」
スマホを放り投げて崩れ落ちるように横になった。
「いよいよ全校応援だよ。ワクワクする〜」
「お留守番でよかったです。今年に限って暑さの免疫が通用しません」
夏の暑さに比例して野球部の盛り上がりも最高潮。
翔君の登板はまだないけど、全員野球で勝ち進んでいます。
今日が五回戦。
これに勝ったらベスト8突入。
夏休みに入るので全校応援も解禁になります。
ただ例外がいることもお忘れなく。
昼休み、暑さで生気がない会長さんがおみえになりました。
「今から試合だよ」
「知ってます。前の試合がコールドで早まるって現地報告です」
「あらら!暑さのピークじゃない」
「今五回表終わって15ー0らしいです。もう終わります」
スマホを放り投げて崩れ落ちるように横になった。
「いよいよ全校応援だよ。ワクワクする〜」
「お留守番でよかったです。今年に限って暑さの免疫が通用しません」