瞳の向こうへ
部屋に戻ってスマホチェックすると、山のようなお祝いが。

これを返信やら何やらしてたら不眠不休だぞ。

だけど、たまーに誰だこれ?っていうのがあるんだ。

即消去がお決まりなんだけどね。

機械的に処理していき、気づくと日付がかわってた。

意識がなくなってきた……。

区切りのついたところで先伸ばしにしようと思ったら廉からのお祝いですよ。

『おめでとう!凄い人だったな。お姉は先に帰って俺だけ取り残されました』

相良先輩……見えなかったなあ。

あれからバッタリ会うこともないからなあ。

まあ、キレてるでしょう。

違う避け方があったはず。

『姉さんは夏休み何してんの?』


眠いけど、これさえわかればあとはもうどうでもいい。

……って、返信早っ!

起きてて感謝です!

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