瞳の向こうへ
声にもならない声を出して潤子先生に抗議をした。
『あなたに止める権利がありますか?最低限の義務も果たさず、ただ文句言ってる人間の言うことを誰が聞きます?葵さんに彼女を会わせたくないのなら、自分でどうにかしなさい。これ以上学校のヒーローに何も言わない。甲子園で負けたら先生を恨んでください』
…………クソ!!
悔しさのあまりせんべいを叩きつけた。
これだけ言われてショックだ。
『せんべいもう一枚あったから食べて』
潤子先生はポケットからもう一枚せんべいを取り出し、俺のズボンのポケットに入れた。
俺は潤子先生の後ろ姿をただ呆然と見つめた。
『あなたに止める権利がありますか?最低限の義務も果たさず、ただ文句言ってる人間の言うことを誰が聞きます?葵さんに彼女を会わせたくないのなら、自分でどうにかしなさい。これ以上学校のヒーローに何も言わない。甲子園で負けたら先生を恨んでください』
…………クソ!!
悔しさのあまりせんべいを叩きつけた。
これだけ言われてショックだ。
『せんべいもう一枚あったから食べて』
潤子先生はポケットからもう一枚せんべいを取り出し、俺のズボンのポケットに入れた。
俺は潤子先生の後ろ姿をただ呆然と見つめた。