瞳の向こうへ
「朝から潤子先生トイレばっか行って、甲子園言ってる間もずっとお腹いたいお腹いたいってわめいてたんですよ。思い出すたびにおかしくなって」

自然と笑いだしてしまいました。

『ホントにねえ。保護者なのにしっかりしろよなだよ』

ふう〜。何とかごまかしきれた。

ネタにしてごめんなさいだけど、今日の潤子先生はホントに面白かったので。

松井さんに思う存分遊ばれてください。

松井さんとまた会う約束をし、身体も充電したところで地上に出ました。

どこ行っても人が多いね。

車もひっきりなしに通るよ。

そして、宿舎手前の信号が気が遠くなるほど長い。

信号待ちしてたトラックのお兄さんが急いでいるみたいでイライラがピークでした。

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