瞳の向こうへ
「それよりさ、二人とも将来どこで働くか決めてるの?」
「まだ先の話だよ〜」
「みんな最初はそう言うの。でも、時間って長いようで短いよ。働いててつくづく思う。二人のことだから、ホントはもうそこ目指してんでしょ?」
唯にお茶を濁してもらおうとしたけど、意外に彩佳が真面目モードでぶつかってくるからこれは白旗だな。
「二人で公務員になろうって決めてる」
「そっか。お似合いだよ」
彩佳がこんなにも素直に認めてくれるとは。
でも、ただの公務員として働くわけではないからね。
「彩佳、あたしさ、葵に教わってんだ。これをね」
唯がまだ覚えたての手話を彩佳に披露した。
「うっわ〜、唯さんもやるね!どういう風の吹きまわし?」
「どういう意味ですか!」
「葵もすぐにマジになるんだから。冗談よ冗談」
「まだ先の話だよ〜」
「みんな最初はそう言うの。でも、時間って長いようで短いよ。働いててつくづく思う。二人のことだから、ホントはもうそこ目指してんでしょ?」
唯にお茶を濁してもらおうとしたけど、意外に彩佳が真面目モードでぶつかってくるからこれは白旗だな。
「二人で公務員になろうって決めてる」
「そっか。お似合いだよ」
彩佳がこんなにも素直に認めてくれるとは。
でも、ただの公務員として働くわけではないからね。
「彩佳、あたしさ、葵に教わってんだ。これをね」
唯がまだ覚えたての手話を彩佳に披露した。
「うっわ〜、唯さんもやるね!どういう風の吹きまわし?」
「どういう意味ですか!」
「葵もすぐにマジになるんだから。冗談よ冗談」