不幸体質恋愛?!



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放課後。

五限目をサボって教室に戻り、残りの授業を受けたあと、俺は少し席を外していた。

教室に戻ると
クラスメイトのやつらのほとんどは部活動やらで帰ったらしく、
小学校の時からのくされ縁の、宮 ひなた(みや ひなた)が俺の机で寝ていた。

俺はそいつに近づくと、

「おい、ひなた。起きろ、俺の机だ」

「ん…」

ひなたは少し動くだけで起きない。

…仕方ない。こういう時は…

俺はたぶんひなたには効果的であろう言葉を耳の近くで大きめに言う。

「ひなたー、廊下を水着美女が10人くらい歩いてるぞー」

「お!まじで⁈」

明るい顔で勢いよく起き上がるひなた。

…お前な…。

分かりやすいやつだ。

「て、いねぇじゃんかよー!」

不満そうに俺に叫ぶ。

「当たり前だろ」

そんなやり取りをみてクラスの奴らがクスクスと笑う。


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