不幸体質恋愛?!
「…、…か!…な…か!…菜乃歌!」

「うひゃああ!」

「どうしたの?急にぼおっとなんかして」

優良ちゃんの大きな声にハッとする。

「どっ、どうもしないよ?大丈夫!」

「そう?」

い、今のあたし、どもってなかったかな?

はーあ、びっくりしたー。

けど、懐かしいことを思い出せてちょっといい気分だなあ…。

と、そこで朝ちゃんがほら、っと切り出す。

「そろそろ行くよ。遅刻するわ」

あたしと優良ちゃんはそれに、声を揃えて、

「はーい」

と言って、3人で学校へ向かった。
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