身勝手な恋情【完結】

一段低くなった彼の声が、吐息が、じんわりと肌を包み込む。


こんなの蓮さんだけ。

蓮さんの何かが、私自身気付かなかった何かを刺激する……


自分にぴったりの温度のぬるま湯に、浸っているような快感に、なんだか泣きそうになる。



だけど蓮さん。


やっぱり、好き。


私、どんな蓮さんでも、好きだ。




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