もう一度
「っ痛ー」
むくりと起き上がった瞬間頭痛が襲う
ガンガンと鳴り響く頭
それを抑えつつ、ふと部屋を見渡して
「いつ、帰って来たっけ」
莉彩と話をしていて莉彩がどんどんビールを煽るものだから
途中からとんと記憶がない
タクシーにでも放り込まれたか
でも、部屋まで上がってきた記憶が、ない
いい年こいてどうしたものかと回らない頭で思案していると
ふとテーブルの上に置かれた缶が目に入る
二日酔いに聞くウコン飲料とそれを重しにするようにメモが一枚置かれている
並ぶのは、綺麗な読み易い文字
とても内容は簡潔で、それが奴らしいと言えばらしい
思わず漏れた笑み
せっかくだからとウコン飲料を飲み干し、キッチンの鍋を覗く
まだほのかに温かいそれを温め直して器に分けてソファに腰かける
ゆらゆらと静かに湯気の立つそれにそっと口をつけると広がるあさりの風味
むくりと起き上がった瞬間頭痛が襲う
ガンガンと鳴り響く頭
それを抑えつつ、ふと部屋を見渡して
「いつ、帰って来たっけ」
莉彩と話をしていて莉彩がどんどんビールを煽るものだから
途中からとんと記憶がない
タクシーにでも放り込まれたか
でも、部屋まで上がってきた記憶が、ない
いい年こいてどうしたものかと回らない頭で思案していると
ふとテーブルの上に置かれた缶が目に入る
二日酔いに聞くウコン飲料とそれを重しにするようにメモが一枚置かれている
並ぶのは、綺麗な読み易い文字
とても内容は簡潔で、それが奴らしいと言えばらしい
思わず漏れた笑み
せっかくだからとウコン飲料を飲み干し、キッチンの鍋を覗く
まだほのかに温かいそれを温め直して器に分けてソファに腰かける
ゆらゆらと静かに湯気の立つそれにそっと口をつけると広がるあさりの風味