キープアウト!―亮二サイドストーリー―
チャンス
それは、突然の出来事だった――。
もう少しで、仕事が終わるという頃、オレは寺原さんの部署の部長に用事が会って行くことになった。
事務所のドアを開けると、部長と寺原さんの会話が聞こえてきた。
オレは部長の机の上から書類を探すフリして聞き耳を立てていた。
「実は、連続暴行事件があって、犯人が北区の方に逃げた可能性が高いんだ」
部長が寺原さんに向かって話している。
「えっ!犯人捕まってないってことですよね?」
「そういうことだ。くれぐれも気を付けて帰るようにしてくれとのことだ」
もう少しで、仕事が終わるという頃、オレは寺原さんの部署の部長に用事が会って行くことになった。
事務所のドアを開けると、部長と寺原さんの会話が聞こえてきた。
オレは部長の机の上から書類を探すフリして聞き耳を立てていた。
「実は、連続暴行事件があって、犯人が北区の方に逃げた可能性が高いんだ」
部長が寺原さんに向かって話している。
「えっ!犯人捕まってないってことですよね?」
「そういうことだ。くれぐれも気を付けて帰るようにしてくれとのことだ」