初恋のあじ
私たちは、
静かに家に入った。
パパやママに言うのは、明日でいいだろう。
きっと今の私が咲夜を必要としていると言えば、納得してくれるはずだ。
それに
咲夜だって、今日は疲れているはず………。
私たちは朝が来るまで、
同じ家の
同じ部屋、同じベッドで眠った。
朝になり、
パパとママに、咲夜を紹介した。
付き合いは浅いけど、私たちは好きと思いあっていると…。
だから、咲夜と一緒に居たいと…。
私の必死な訴えに、初めは驚いていたパパとママも、咲夜を認めてくれた。
そして、
咲夜の家にも「私の心のケア。」と一緒に住むことの了承をもらいに行った。
そうして私たちは、
私の家に一緒に住むことになった。