初恋のあじ
そのあとも、
いつものように時間は過ぎていった。
その晩も、
咲夜は布団から居なくなってしまった。ママの所だろう。
…私じゃダメなのかな?
ずっと、私たちは唇さえ触れることなかったものの、そんなものより強いもので繋がっている。
そう思っていたけど。
私以外と、
それも私のママと。
体を重ねて、私とはないもので繋がっている。
私の部屋のドアを開けると、いつもより激しい甘い喘ぎ声が聞こえた。
私は、静かにドアを閉めた。
今日はパパの帰りが遅かったからだろう。
疲れたパパは、なかなか起きない。
それを知ってるママだからこその行為だろう。