初恋のあじ


プツン。
私の中で何かが切れた。

私は蒼羽に抱きつき、隠し持っていたナイフを背中に突き刺した。
蒼羽が叫ぶ前に口をふさぐ。
私はバックからガムテープを取りだし、口に貼り付けた。

もがく蒼羽。
無駄なのに。

私は、もう一度振り上げる。

蒼羽は、抵抗し私を蹴る。

私は、怯まずに何度も何度も刺した。

蒼羽の胸は血まみれになり、最後に愛しそうにお腹をさわって死んだ。

「何よ、偉そうに。」


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