初恋のあじ
しばらくして、部活再開。
女子たちは満足したのか、さっさと帰っていった。
それでも私は、
咲夜の部活が終わるまで、ずっと見ていた。
部活が終わり、
私は帰ろうとしていた。
すると、ポンっと肩をたたかれた。
咲夜だった。
私は緊張してしまい、声が裏返りながらも、「お疲れさま。」と言った。
そんな私を、咲夜は笑いながら、
「ありがとう!
ジュースでも奢るから来て!」
と、誘ってくれた。
すごく嬉しくて、私は二つ返事でokした。
しばらくのところにある自動販売機は、私の好きなジュースが売っていた。