最強女†暗殺計画
「でも、瑠璃も許すって言ったわけだし、大人しく身を引けよ、それでも納得いかねーならさ、」
「...?」
「たまに会って食事くらいしたら?」
「はぁ?何を言っているんだっ!」
会って食事だ?ふざけるなっ
自分を捨てた親なんかと...
「お前だって親に対して憎しみしか無いわけじゃないだろ?」
「......っ」
それは...そう、かもしれないが...
「ま、まぁそれくらいなら付き合ってやってもいいが」
僕のその言葉を聞いてぱぁっと顔色を変える両親を何故か直視できなかった。
「僕がいなくても片付いてしまったようですね、瑠璃。」
両親が帰りホッとしていた所に翔が自室から出てきた
「嗚呼、悪かったな。」
「お前がいなくても俺がいりゃ大丈夫なんだよ」
「ほぅ...僕より弱いくせに何を言いますか」
いつも通りに口喧嘩をする2人を見ていて、心が落ち着いた。
「はぁ...僕は帰るぞ。」
そう言って中に入り玄関のドアをしめた