最強女†暗殺計画
#2
―瑠璃side―
相手にバレても逃げられないならとても都合がいい。
あと気にしなければいけないのは周囲の目線のみ、
宮野蓮は何故か女にモテるらしく、いつも周りにはキャーキャーと鼓膜が破れそうな程でかい声で騒いでいる奴等が余るほどいる
うるさくて耐えられん、僕はヘットフォンをして本を読み始めた
「れんー今日は私でしょ~?」
「いゃ、私よねー」
「わりーな、今日からは無理だ」
「え~なんで?」
本を読んでいた僕の身体がふわっと軽くなる
「俺、コイツといるつもりだから
」
「...?何の話だ?」
片手で軽々と持ち上げられていたため宮野蓮の手を叩き落とし体制を整え、ヘッドフォンをとる
「あ?聞いてなかったのか?これから空いてる時間はお前といるっつってんだよ、」
「は?なんのために?」
何故狙われてる身であるのに僕の傍にいたがるんだ?
理解のできていない。
僕を見て宮野蓮はため息を一つしてかがみ、耳元でボソッと言葉を吐いた
「.........勝負のため。」