最強女†暗殺計画
#3
―蓮side―
なんてこった...
なんで俺は瑠璃に膝枕してやってんだ?
コイツが寝不足でも俺にとっちゃなんのこったねぇ......
「宮野蓮、」
「ん?」
「いつまでこうしてればいいんだ?」
今すぐにでもやめても.........
「お前が寝たらな。」
......おぃ、なんでだよ、勝手に口を動かされてる気分だ。
馬鹿みたいじゃねぇか、なんでゲーム対象の瑠璃にここまでしなきゃいけねーんだよ...
「...僕は寝ないぞ?貴様が近くに居る所で眠りにつくなんて情けない。」
あー、ほら、こいつは俺をターゲットの目で見てやがる。俺がお前を殺すことはねぇ、
そりゃ殺されるんなら逆にって考えもある。
でもそんな事普通できねーだろ?
「寝せてやるよ、黙ってろ。」
また思ってもない事を口にしちまう...今度は口だけでなく手まで勝手に動く
瑠璃の頭を撫でてる。
「...っ!!?」
瑠璃はビクついてキッと俺を睨む
「なんもしねーから落ち着け。」