最強女†暗殺計画
#5
-翔side-
瑠璃が日本に到着して一ヶ月もたって、
可笑しいとは思ってました。
いつもならどこに行こうが1週間以内に帰ってくる。
今回の任務は少し特殊だからと目を瞑っていましたが、一ヶ月は長過ぎます。
何かあったと見て間違いない。
「宮野蓮さんはいますか?」
わかりにくい構造の日本の校舎、先に調べておいたかいあって瑠璃が通っている教室に足を踏み入れた
「...あんた、誰?俺になんか用?」
「瑠璃の...幼馴染みの翔です。」
“幼馴染み”という言葉に反応した宮野蓮はすぐに僕が何をしに来たか察したように、
「違う場所で話そうぜ、こっち来いよ。」
そう言って学校を離れ近くにある人気のない森の奥まで僕を連れて行った、
「話が早そうで助かります。」
ニコッと笑って話を続ける
「単刀直入に言いますと、瑠璃を早くイタリアに帰したいので死んでもらえますか?」
「死ねって言われて死ぬ奴がいるかよ、」